温泉熱を利用したエコナシステム。

源泉の熱いお湯から作り出す、
暖かい空気で床(蓄熱層)を暖めます。

温泉熱レガレットは温泉水を利用した画期的な床暖房システムです。
温泉水を一度貯湯層に貯めて、熱交換ユニットであるレガレットへ暖めた不凍液を送ります。
レガレットはその暖められた不凍液から温風を作り、暖かい空気を床下にはりめぐらしたパイプに送り込んで循環させ、蓄熱層を暖めることで建物全体を暖めます。

温泉熱レガレットの3つの特長

  • 1. 安心・安全なシステム

    温泉水を利用し空気を熱媒体とした、環境に優しい空気を熱媒体とするシステムです。熱源に火を使わないため安心して利用できます。

  • 2. エネルギーコストがゼロ!

    温泉を有効活用するため、温風を作るための熱源のコストがかかりません。ランニングコストはユニットの動作費のみです!

  • 3. 耐久性に優れたシステム

    温風を循環送風するシステムなので、耐久性に優れています。10年間ノーメンテでも稼動し続けた事例もあります。

施工事例紹介

新潟県 越後久伊豆神社
研修所

工事 2001年 
床暖房運転方法 温泉水貯湯内変換方式
敷設対象面積 約350㎡
設置ユニット レガレット3002W 100φ
1F 3台、2F 4台、3F 5台、合計12台
設計 丹下健三建築設計研究所

施工から10年後の
施設の様子

10年前とほぼ変わらない温度の温泉水を供給
貯湯層

温泉水の温度は、10年を経過した今も48℃で貯湯層へ安定供給されています。 この不凍液を暖め各ユニットへ送る熱交換の循環システムは施工時からいまだに異常はなく、本システムが堅固なシステムであることを証明しています。

理想の湿度を保ち続けて古文書を保管
古文書館

古文書館のレガレット周辺の温度と湿度を計ると、レガレットユニットの周りの温度は18℃で、湿度は44%と理想的な湿度を保っており、古文書がカビや湿気などの影響を受けずに保存されていました。

不快なカビのニオイがしない和室の押入れ
研修所和室

研修所和室の畳の温度は15.5℃と適温で、押入れ布団間の湿度はなんと37%ととても低い湿度でした。ニオイの原因となるカビは湿度が75%以上の湿気がたまりやすいところで繁殖しやすくなりますが、温泉熱循環システムが問題なく稼動していたためカビが発生せず、不快なニオイがしませんでした。

温泉熱床暖房は耐久にとても優れ、熱源コストもゼロなので
源泉のある地域にはお勧めのシステムです。