貯湯層

貯湯層は施工から10年を経過した今でも、48℃と安定した温度の温泉水を供給していました。
各ユニットを点検したところ異常はなく、本システムが堅固なシステムであることを証明しています。

  • 貯湯層の温度計は48℃を示しており、10年前とほぼ変わらない温度になっている。
  • 実際に貯湯層内の温度を計測してみると、同じ48℃を示している。
  • 貯湯層の配管周り点検してみたものの、大きな異常は見つからなかった。
  • 貯湯層内部のケーブルの様子。湯垢が増えて多少熱効率が下がっているが問題ない範囲で稼動している。
  • 貯湯層の蓋の様子。
  • 源泉からお湯を運ぶ配管も、目立った汚れが無かった。

古文書館

古文書館のレガレット周辺の温度と湿度を計ってみると、レガレットユニット周りは18℃で、
その湿度は44%と理想的な湿度を保っており、古文書がカビや湿気などの影響を受けずに保存されていました。

  • 古文書館の内部の様子。
  • レガレットユニットの点検口蓋を開けると、湿度は44%と理想的な湿度を保っていた
  • 点検口蓋の付近は20℃の温度を保っていた
  • 10年経過したためか、供給温水の温度は25℃と低下している。しかし、長年の蓄熱のおかげで問題なく機能している。
  • 床から立ち上がり、中央の温度を計測すると16℃だった。
  • 古文書館漆喰の壁付近の温度は13℃だった。

研修所和室

研修所和室の畳の温度は15.5℃と適温で、押入れ布団間の湿度はなんと37%。
ニオイの原因となるカビは湿度が75%以上の湿気がたまりやすいところで繁殖しやすくなりますが、
温泉熱循環システムが問題なく稼動していたためカビが発生せず、不快なニオイがしませんでした。

  • 研修所和室の様子。
  • 畳の上の温度は14℃を計測
  • 押入れ布団間の湿度は37%で、カビの発生しやすい75%を大きく下回っている。

玄関たたき

床下全体を温風が循環しているため、玄関たたきも14℃と他の部屋と変わらない温度を示している。

  • 玄関たたきも研究所和室と同じ14℃を計測している。
  • カビなどが発生しなかったためか、10年経っても下駄箱の中はきれいなままだった。
  • 壁もきれいなままなので、心地よく来客を招くことができる。